山陰うつわの旅 窯元めぐり モデルコース

うつわの旅

山陰と言ったら、まずは出雲大社、鳥取砂丘、宍道湖、石見銀山、玉造温泉、、、などが挙げられるでしょうか。

島根は縁結び、出雲大社のイメージですが、じつは素敵な窯元が点在するエリアです。

その中で、実際に訪れた4つの窯元について旅程を含めご紹介します。

うつわの旅 窯元めぐりモデルコース【島根編】

旅程は2泊3日、東京発で、宿泊地は玉造温泉の旅館を選びました。

窯元が一エリアに集中しているわけではなく、横長の山陰地方にパラパラと点在しています。

数軒集中している場所もありますが、波佐見や益子など多くの窯元が集中しているような町とは異なります。

公共交通機関で移動も可能ですが、電車の本数や、駅からの距離などを考えるとレンタカーを利用するのが便利です。

行程
1日目午前:
羽田空港ー出雲縁結び空港
出雲縁結び空港ー出雲大社
午後:
出雲大社ー袖師窯 (松江市)ー玉造温泉 (ホテル)
2日目午前:
玉造温泉 (ホテル)ー温泉津
午後:
森山窯/椿窯 (温泉津)ー出西窯 (出雲市)ー玉造温泉 (ホテル)
3日目午前:
湯町窯ー玉造温泉駅ー出雲縁結び空港
午後:
羽田空港着

参考: 出雲縁結び空港ー出雲大社 (出雲一畑交通バス)

空港連絡バス 玉造温泉⇔出雲空港(出雲縁結び空港)⇔出雲大社直通バス | 出雲一畑交通
山陰の空の玄関「出雲空港」と「出雲市駅」「出雲大社」「玉造温泉」をアクセスする、空港連絡バス「出雲空港~出雲市駅線」「玉造温泉⇔出雲空港⇔出雲大社直通バス」を運行しています。

Day1 松江 袖師窯

空港到着後、出雲大社へ参拝。

昼食をとり、電車で1つめの窯元へ移動します。

松江駅からバスなどでも行けるようですが、徒歩で向かいました。

20分程度です。

途中に器のギャラリーショップ、美術館などもあり、松江の雰囲気を味わいつつ、無事到着。

入り口は広く開かれていて、木々に囲まれた立派な門構え。

趣のある工房が目に入るので、すぐに窯元さんとわかります。

工房は1面大きなガラス窓で覆われています。

職人さんが作業している様子が見えて窯元の雰囲気を観察できます。

工房の奥にはギャラリーショップの入り口があります。

ショップには大小様々な器が販売されています。

模様が特徴的で和のテイストだけでなく、モダンな洋の雰囲気のものもあります。

袖師窯

住所:島根県松江市袖師町3-21 

松江駅まで戻り、JR山陰本線にて玉造温泉駅まで移動。

玉造温泉駅からは旅館からの送迎車で旅館へ。

Day2 大田市 森山窯 / 出雲市 出西窯

ゆったり朝食後、レンタカーを借りて窯元をめぐります。

レンタカーは事前に手配し、旅館まで届けてもらいます。 

最初の行き先は玉造温泉から西に向かって車で約2時間の大田市温泉津(ゆのつ)です。

温泉津は山の中にある温泉場。

とてもレトロな雰囲気の集落です。

森山窯、椿窯、(有)椿窯の3つの窯元が集まる場所は、この街中から少し離れた山の中です。

窯元さんの近くにはレストランなどないので、食事や休憩はこの街なかで済ませるのが良いです。

ただ食事処も数が限られてるので要注意です。

窯元がある集落の入口には立派な登り窯があります。

その横には「温泉津やきものの里」という案内所があり、各窯元の器を購入することも可能です。

すべての窯元さんを訪ねましたが、今回は森山窯をご紹介します。

趣のある門構え。

大きな看板が目印です。

工房の脇には販売スペースがあります。

訪問した日が偶然年2回の「やきもの祭り」の前日だったということもあり、工房の中まで商品が陳列されていて、たくさんの器を見ることができました。

色の濃淡、グラデーションが美しい、重厚感のある器です。

深みのあるグリーンやブルー、グレーなど落ち着いた色合いです。

森山窯

住所: 島根県大田市温泉津町温泉津イ3-2

温泉津を後にし、出雲方面へ。

松江の玉造温泉に戻る途中に出西窯はあります。

温泉津から1時間強で到着です。

広い敷地には出西窯の他に食事処やアパレルのショップもあります。

工房の中は見れませんでしたが、袖師窯や森山窯に比べたら大きな規模です。

ガイドブックにも必ず載るような窯元ですので、モダンで整備されている雰囲気です。

濃いブルー、ブラウン、バイカラーなどシンプルで統一感のある器が多いです。

お洒落なレストランやカフェなどで使用されているような洗練されたデザインです。

出西窯

住所: 島根県出雲市斐川町出西3368

出西窯を後にし、玉造温泉へ戻ります。

車で約1時間。

レンタカー返却も旅館までピックアップをお願いしました。

Day3 松江市 湯町窯

午前中の予定は湯町窯でお買い物です。

旅館から玉造温泉駅までの送迎車に乗り、駅手前にある湯町窯の前で降ろしてもらいました。

1900年初頭、バーナード・リーチから直接指導を受けるなど、
民藝運動の歴史に登場する有名な窯元です。

袖師窯や森山窯とは違い、器は黄色やブルーなどカラフルな印象です。

様々なタイプの器が所狭しと並べられていて、なんだか宝探しの気分です。

湯町窯の詳しい内容は別の記事でまとめていますので、そちらもご覧ください。

湯町窯

住所: 島根県松江市玉湯町湯町965 

湯町窯を後にし、松江、そして空港へ。

うつわ巡りの旅は終了です。

名物について

器巡りと夜の温泉がメインの旅でした。

もちろん、その他にもおすすめはたくさんありました。

その一つが食事です。

お肉もお蕎麦も美味しかったですが、海鮮が本当に美味しい!

のどぐろなどの鮮魚はぜひ食べてみてください。

まとめ

今回は鳥取まで足を伸ばせなかったのですが、次回山陰を訪れる際には
ぜひ鳥取の岩井窯に立ち寄りたいと思います。

2泊3日で山陰地方の窯元めぐりをするならば、4ヶ所以上の訪問は難しいと思いました。

また、出雲民藝館や松江などには素敵なギャラリーショップもあるので、
もう1泊して山陰エリアをゆっくり旅するのもおすすめです。

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